クリニックブログ

2017.04.27更新

欠損補綴

 

 こんにちは。市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の杉澤です。

 最近、クリニックに歯を失って咬みづらくて悩まれていらっしゃる患者様も多くご来院されています。そこで、今日は歯を失ってしまったら、その後にどんな治療法があるのか書いていきます。

◎歯を失う原因
 みなさんは歯を失う原因をご存知でしょうか?実は歯を失う原因のトップは虫歯ではなくて、歯周病です!歯周病はとても怖い病気なので注意が必要ですね。

 日本で歯を失う原因のトップ3
1位 : 歯周病  (41.8%)
2位 : 虫歯   (32.4%)
3位 : 歯の破折 (11.4%)
 (8020推進財団調査より)

◎失った歯の部位を補う治療方法
 歯を失った部位を補う治療方法は大きく分けて4つあります。ブリッジ、入れ歯、インプラント、歯の移植です。それぞれの治療とメリット・デメリットをご説明します。

ブリッジ
失った歯の両隣の歯を削り、被せ物(または詰め物)を連ねて歯を失った部位を補う方法。

 〇メリット
 ・違和感が比較的少ない。取り外しでない。
 ・治療回数や時間も比較的少ない。
 ・費用も保険の範囲内であれば比較的安価。

 
 〇デメリット
 ・両隣の歯を削る。または、失った歯の部位または本数に制限がある。
 ・失った歯の分の負担が両隣の歯にくる。
 ・保険の範囲内のブリッジだと審美的に劣る。
 ・被せ物が連なっているため、フロスや糸ようじなどが通らない。磨きにくい。

入れ歯
歯を失った部位に近い歯などにバネをつけて、人工的な歯を装着して補う方法。

 〇メリット
 ・比的早く終わり、保険内であれば安価。
 ・周りの歯を削る量が少ない。
 ・失った歯の本数や部位に制限がない。
 
 〇デメリット
 ・違和感が最もある。咬み心地に劣る。
 ・バネのかかる歯に負担がかかる。虫歯になりやすい。
 ・審美的に劣る。
 ・手入れが面倒。

インプラント
 歯を失った部分の骨に人工歯根を埋入し、その上に被せ物を装着して補う方法。
 
 〇メリット
 ・違和感が少ない。咬み心地がよい。
 ・周りの歯を削ったり、負担もかけなくて済む。
 ・審美的にもやや良い。
 
 〇デメリット
 ・治療期間が最もかかり、保険外診療のため費用が高価。
 ・あくまでご自身のものではないため、より注意深いメンテナンスが必要。
 ・歯周病が進行している状態では長く持たせることが困難。
 ・インプラントを顎の骨に埋入する手術が必要。

歯移植
歯を失ったところに歯(主に親知らず)を移植する。
 
 〇メリット
 ・違和感が少ない。
 ・周りの歯を削ったり、負担をかけなくて済む。
 ・費用が比較的に安価。
 
 〇デメリット
 ・適用部位に制限がある。
 ・そもそも移植する歯が必要。
 ・外科的な治療(抜歯)が必要。

◎まとめ
 今回は歯を失ってからの色々の治療法を書きましたが、やはりご自身の歯に勝るものはありません。歯をなるべく失わないように、ご自身でのホームケアと、定期的な検診と専門的なオーラルケアを頑張りましょう!また、歯を失ってしまいそのままにしていると、その周りの歯や嚙合わせる歯が変に動いてしまい、その歯も失うリスクが大きくなります。そうなる前に、かかりつけの歯医者さんとよく相談してください。

 杉澤デンタルクリニックではこれらのすべての治療法を行っております。その歯を失った状態によって詳細な治療期間だったり、費用が変わってきます。お気軽にご相談ください!

杉澤デンタルクリニック行徳
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