こんにちは!市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の渡邊です。
今年もやや暑くなってきましたね!暑くなると食欲もでなくなってきますが、夏バテしないようにしっかり食べないといけませんね!いくつになってもしっかり食べるためには歯が大事です!今回は80歳になっても20本以上歯を残そうという8020運動について書いていきます!
☆8020(ハチマルニイマル)運動とは?
1989年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している『80歳になっても20本以上自分の歯を保とう』という運動です。80(ハチマル)は男女を合わせた平均寿命のことで生涯を意味しています。20(ニイマル)は自分の歯で食べられるために必要な本数を意味しています。生涯にわたり自分の歯でものを噛むことの楽しみを味わえるようにと願いを込めてこの運動が始まりました。
☆8020運動の達成率
厚生労働省は5年に一度歯の実態調査を実施しています。1989年の運動開始当初、8020運動の達成率は7%程度で80歳で歯が残っている平均は4.5本でした。2005年には、達成率21.1%に上がり80歳で20本残っている人の割合が2割を超えました。しかし、残りの8割は自分の歯が20本以下で不自由な生活を送っているのが現状です。
☆達成するためには?
①フロスや歯間ブラシの習慣をつけること(セルフケア)
虫歯や歯周病のほとんどは歯と歯の間から始まります。歯ブラシだけでは歯の表面の汚れしか取れません。歯と歯の間の汚れを取るには、フロスや歯間ブラシが必要になります。歯と歯の間の汚れを取り除くことで虫歯や歯周病の予防につながります。
②虫歯や歯周病のリスクを知っておくこと
虫歯や歯周病になりやすさは人それぞれ違いますが、なりやすい方は注意が必要です。また、病気や年齢によってもリスクは変化します。
ご自身のお口の中にどれくらいリスクが存在しているか理解し、ご自身に合った予防法を行うことが大切です。
③唾液を効果的に出すこと
唾液には抗菌作用があり歯や歯肉を守る多くの成分が含まれています。噛みごたえのある食べ物をよく噛んだり、人と話したりすると口周りのトレーニングになり、多くの唾液が分泌されます。唾液が少ないと急に虫歯が増えたり、口臭が気になったり、歯周病になったりと様々な症状が出てきてしまいます。唾液は歯や歯肉にとって、とても重要なものなのです。
④定期的にメンテナンスをすること
痛くなってから歯科に行くのではなく、定期的に行くことをオススメします。痛くなってから行くと歯を削る治療が必要となり、歯の寿命が短くなってしまいます。なので、定期的に歯科で虫歯や歯周病の状態をチェックし、早期発見・早期治療を目指しましょう。
☆達成すると・・・
【認知症のリスクが減る】
唾液には老化を抑制させるホルモン(パロチン)が含まれています。噛む能力や効果が低くなると、認知症のリスクが高くなると言われています。物を噛むことで脳が刺激され、脳の運動や記憶・思考などが活性化されるという重要な働きをもっています。
【肥満防止、生活習慣病予防の効果がある】
よく噛んで食べることで唾液中の酵素(アミラーゼ)の血糖値が高まり満腹感が得られるので、肥満防止や生活習慣病の予防にも役立つと言われています。
【生活の質が向上する】
歯を失って入れ歯になってしまうと、入れ歯が合わなかったり硬いものが噛めなかったりなど様々な苦労があります。入れ歯になってから、歯の大切さに気付く方もたくさんいます。自分の歯で話し、食事をして笑うことができれば楽しい人生を送ることができます。
☆まとめ
食べ物を噛めて美味しいものを美味しいと感じられる生活を送るためには、日頃から歯を残せるような努力が必要です。また、ご自身の歯を長く健康に残すためには、若い時からの予防が重要です。ご自身でのケアも大事ですが、定期的に歯科に通い取り切れない汚れを取ってもらうこともとても大事です。一本でも多く、少しでも長く自分の歯を残していけるように頑張りましょう!!
杉澤デンタルクリニック行徳では、定期的なメンテナンスにより歯周病や虫歯を予防し、いつまでも美味しくお食事ができるようお手伝いいたします。
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