クリニックブログ

2017.11.22更新

こんにちは。市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の石丸です。

だんだんと冬らしい寒さになってきました。体調は大丈夫でしょうか((+_+))??
そして、これから年末にかけて写真を撮る機会が増えると思います!
せっかく写真を撮るなら歯もキレイにみせたいですよねっ!!!!!

今回は、神経のない歯の変色を白くする方法“ウォーキングブリーチ”について書きたいと思います。


ウォーキングブリーチとは…?

皆さんご存知の通り、神経のない歯は色が濃くなっていきます。特に前歯だと周りの神経のある歯と神経のない歯の色が大分変ってしまいます。そんな神経のない歯(無髄歯)に裏側から穴をあけて、歯を白くする薬剤を入れて歯を白くする方法のことを言います。

その他にも神経のない歯を削り、差し歯をすることで周りの歯と同じような色調にすることで審美性を回復する方法があります。
比較的早く審美性の改善が見込まれるメリットと、被せ物の種類によっては保険が効かず高価である、虫歯になっていない部分の歯質も削る必要があるというデメリットがあります。
 

ウォーキングブリーチは1963年から行われています。その他のホワイトニング、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングは1989年よりはじまり、今ではオフィスホワイトニングとホームホワイトニングが主流になってきているため、ウォーキングブリーチを行う歯科医院は少なくなってきています。
※)歯の中に薬剤をいれて歩きながらホワイトニングを行うことから“ウォーキングブリーチ”と呼ばれるようになったそうです。


ウォーキングブリーチをする際の注意点

神経の治療を終えている歯は、脆くなっています。そのためウォーキングブリーチをいざやろうと思った時に歯の根っこの先端部分に膿をもっていると、その膿の炎症が増悪する可能性があるため、根の治療をまず行い健全な根の状態にする必要があります(´・ω・`)
安全にウォーキングブリーチを行うには、歯に問題がないことを確認してウォーキングブリーチをして下さい!!


ウォーキングブリーチの方法

①ウォーキングブリーチをする予定の歯に虫歯がないか、または、歯の根っこ(神経)と歯の先端(根尖)に問題がないかを確認する。


②問題がないことを確認できたら、ウォーキングブリーチをする歯に裏側から穴をあけて、過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムを混ぜた薬剤をいれて仮のフタをして1週間過ごします。薬剤の交換を1週間おきに2~3回繰り返すことで神経のない歯は白くなります。
(現在の色の濃さにもよりますが、1回で周囲の歯と同じ色調に改善することも十分あり得ます。)


③歯の白さに満足出来たら、歯の中にいれていた薬剤を取り除いて最終的なフタをします。
最終的なフタはコンポジットレジンと呼ばれる小さな虫歯治療にも使われている樹脂で完全にフタをします。


④噛み合わせを調整したらウォーキングブリーチは完了となります!!


ウォーキングブリーチのメリット、デメリット

○メリット
✔神経がない歯なので痛みが少ない。
✔歯を削る範囲が少ない。
✔セラミック等の保険外の白い被せ物を被せるよりも安価でできる。


○デメリット
✔歯の中でガスが発生してしまうことがある。(しっかりしたフタをする必要がある)
✔最終的なフタをするまで治療期間を守らなければならないこと。
✔セラミック等と違って多少の色戻りはしてしまうことがある。

ウォーキングブリーチができる条件
✔歯の形があること。
✔神経の治療(根管治療)が終わっていること。=歯の神経がないこと。
✔歯の先端に膿をもっていないこと。

ウォーキングブリーチでかかる費用

ウォーキングブリーチは2006年までは保険適用されていましたが、今は改定されて保険外診療として行われています。
(当院では、1歯につき 1回5000円+税 となります。)


まとめ

ウォーキングブリーチは笑った時に見える歯(主に前歯)、神経がない歯が対象となります。神経がある歯にはオフィスホワイトニングやホームホワイトニングをオススメしています。

杉澤デンタルクリニック行徳では、ウォーキングブリーチはもちろんのこと、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングも行っています。スタッフ一同患者さまの笑顔がみられるように全力でお手伝いさせていただきます!!
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。ご連絡お待ちしております(*^_^*)
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