クリニックブログ

2018.08.09更新

こんにちは\(^o^)/杉澤デンタルクリニック行徳の石丸です。

今年の夏は台風に惑わされる夏となりました…。
ひどく寒暖差もあり、体調壊しやすいような季節ですね(´・ω・`)
体調のほうはいかがでしょうか?


今回は、舌ブラシと舌に関することを書いていきたいと思います。


舌(ぜっ)苔(たい)ってなぁ~に???
舌苔とは、舌の表面につく食べ物の残りカスや口腔微生物など唾液と混ざり合っているもののことを言います。ようするに舌苔は“細菌の塊”です。

舌苔が舌についているからといって大きな問題があるわけではありません。舌苔ができるのは、舌の動きが正常であると言えます。

舌の表面には舌乳頭があります。舌乳頭には唾液や食べ物が溜まりやすい突起状の集まりが多く存在していると言われています。その舌乳頭の突起物に細菌が異常に溜まると口臭や誤嚥(ごえん)性(せい)肺炎(はいえん)の原因になるとされています。また、舌乳頭の中には味(み)蕾(らい)があります。味蕾は味を認識する組織になっているため舌を磨きすぎてしまうと味覚障害になる恐れがあると言われています。


舌苔と口臭
口臭には病的口臭と生理的口臭があります。
舌苔によって口臭をはなつこともありますが、健康な人にも舌苔はついているので、異常なほど舌苔が舌についていなければ口臭の原因にはなりません。
お口の中を清潔にしておくことが一番の予防になると言えると思います。

舌苔と誤嚥性肺炎
舌の汚れ(舌苔)は、白色や黄色、灰色、茶色にみえることもあります。
舌苔が多く(異常なほど)ついていると細菌が多くついていると言えます。剥がれた舌苔を誤嚥したりすると誤嚥性肺炎のリスクが高まるとされています。


誤嚥とは…
嚥下がうまくいかず、唾液や飲食物が食道を通って胃に行くはずが、誤って気道に入り込んでしまい肺に入ってしまうことを言います!
※誤飲は食べてはいけないものを飲み込むことです。

舌苔とドライマウス
お口の中が乾燥してしまうと舌苔がつきやすくなると言われています。
また、舌苔がつきやすいだけではなくお口の中が乾燥していれば除去するのもしにくくなります。
お口の中が乾燥しやすくなるのは年齢とともに水分が少なくなるからと言われていますが、服用しているお薬によっても唾液の分泌が低下することもあります。


舌苔ができる原因
✓免疫力の低下
✓口呼吸
✓唾液の分泌不足
✓過度なストレス
✓喫煙
✓薬の副作用
✓加齢
✓全身的疾患
などさまざまな原因があるとされています。

▲舌苔を程よい付着量で保つためには舌ブラシの使用が必要不可欠となってくるのです!


舌ブラシの使用方法
1.鏡の前で舌をべーっとできるだけ前に突き出すようにだします。
2.鏡をみながら舌ブラシを軽く握って舌の表面を優しく磨いて汚れをとります。
3.あまり力をいれずに優しく撫でるように数回磨きます。
(※強く磨くと舌を傷つけてしまうので軽く優しく磨くようにして下さい。)
4.使用した舌ブラシは、歯ブラシと同じようにキレイに洗い流して風通しのいい場所に乾かして保管するようにしてください。
5.通常は2~3日に一度行うようにしてください。

舌ブラシのNGな使い方(*_*)
✓毛がかたいブラシを使用する
✓歯ブラシで舌を磨く
✓強い力で舌を磨きすぎる
(※)舌を傷つけることになるので使用方法は守って行うようにして下さい。

舌を傷つけてしまうと…
舌が傷つくことで唾液の分泌量が減少し、ドライマウスを引き起こすこともあります。
また、舌の汚れをとりすぎてしまうことで口臭がきつくなってしまう原因にもなります。
舌を傷つけることで味覚に異常がでることもありますので、程よい加減で舌のお掃除をするようにして下さい。


まとめ
日頃の口腔ケアで舌を磨くのには歯ブラシ!と思っている方は多いと思います。舌を歯ブラシで磨いてしまうと舌を傷つけることになりますので、舌専用の舌ブラシと歯ブラシのダブルで使用することをオススメします。
杉澤デンタルクリニック行徳では、舌ブラシの販売はもちろん、その他お口の中のお悩みも対応できる歯医者さんです。すこしでも気になることやお悩みがありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

杉澤デンタルクリニック行徳
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