クリニックブログ

2017.06.29更新

歯間ブラシ、フロス

 

こんにちは!市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の松井です。


 歯ブラシで歯を磨くことは毎日の習慣になっている方がほとんどかと思います。しかし!歯間ブラシやフロスは併用していますでしょうか!


 虫歯の90%は歯と歯の間からです。そして歯周病も歯と歯の間が進行しやすいです。原因は歯と歯の間の歯垢は歯ブラシだけでは取り除きにくいことにあります。

 実際に歯ブラシだけだと歯と歯の間の歯垢は約60%しか落とせないと言われています。歯間ブラシやフロスを併用することで歯垢の除去率は80%~90%に上がります。

 お口の中の健康のためには歯ブラシの届かない歯と歯の間のケアがとても大切になってきます!今回は歯と歯の間の清掃グッズ「歯間ブラシ」と「フロス」について書いていきますね!


≪歯間ブラシ≫

◎歯間ブラシの種類
  サイズが4S 3S SS S M L LLとあります。

 歯と歯の間の隙間の大きさに合わせて選びます。太すぎると、通しにくく歯茎を傷つけやすい原因になりますし、細すぎると歯垢を取りきれないので、少し抵抗があって無理なく入るぐらいのサイズがおすすめです。


 形はI字型とL字型があります。


 前歯はI字型が使いやすく奥歯はL字型が使いやすいです。


◎歯間ブラシの使い方
 歯間部にゆっくり歯間ブラシを挿入して前後に数回ゆっくり動かします。奥歯は口をあまり大きく開けず、歯間ブラシで頬の内側を押しながらブラシ部分を歯間部に挿入し左右に数回動かします。


◎歯間ブラシのお手入れ交換時期
 使用後流水で汚れをよく洗い流しよく乾燥させて保管してください。濡れたままだと菌が繁殖しやすいです。毛が少なくなったり、開いてきたら交換しましょう。だいたい1~2週間が目安です。

≪フロス≫

◎フロスの種類

 ○糸巻きタイプ(デンタルフロス)
 常に新しい糸を使ってケアするので衛生面で優れています。そして低コストです。指に巻いて操作するので慣れるまで時間がかかるかも知れません。ワックスタイプが滑りよく歯間に入れやすいので、おススメです。また、フレーバー付きのものを使うと爽快感があります。


 ○ホルダータイプ(糸ようじ)
 初めて使う方はこのタイプが使いやすいかも知れません。持ち手があるため奥歯が通しやすいです。糸巻きタイプのものに比べるとコストがかかります。


◎フロスの使い方
(糸巻きタイプの場合)
 フロスを約40cm(指先からひじまで)の長さに切ります。片側を左手中指に2~3回巻きつけます。もう片方を両手の間隔が10~15cmになるよう右手に巻きつけます。両手の親指と人差し指でつまんでピンと張ります。指の間は1~2cmはなしてください。


 歯間部にのこぎりをひくようにゆっくり入れていきます。下まで通ったら歯にひっかけるように歯の側面を清掃します。同じように隣の歯の側面も清掃し上にのこぎりをひくように引き上げてゆっくり抜きます。
※うまく抜けないときは片方の指からフロスをはずして引き抜いてください。


 上の歯、下の歯、前歯、奥歯など場所により持ち方を変えると通しやすくなります。


≪歯間ブラシかフロスどっちがいいか?≫
 歯と歯の隙間の狭いところはフロスが適していて、隙間の広いところは歯間ブラシが適していますので、それぞれのお口の状態に合わせて使い分けるのがおススメです。


 個人でも前歯は隙間が狭いのでフロスを使用し奥歯は隙間があるので歯間ブラシを使用するということもあります。また年齢によっても変化します。若いうちは歯と歯の隙間が狭いのでフロスが適していて、年を重ねたり、歯周病になると歯肉が下にさがり隙間が広くなるので歯間ブラシが最適です。


≪出血するけど大丈夫!?≫
 歯間ブラシやフロスを使って出血すると心配になりますよね?歯茎に炎症があると出血することがあります。歯間ブラシやフロスを使って炎症の原因の歯垢を取り続けることで出血しなくなります!

 
 ただ使い続けても出血が治まらない場合、歯茎の下に歯石が溜まっていることや歯茎を傷つけていることがあるかもしれないので、一度受診してみてくださいね!


≪使った後の臭いが気になる!≫
 使ったあとの歯間ブラシやフロスの臭い独特の臭いがします。臭いの原因は歯垢にあります。歯垢は硫化水素やメチルカプタンなど臭いの原因になるガスを発生させます。歯間ブラシやフロスを使うことで口臭予防になります。


≪まとめ≫
 歯間ブラシやフロスを使うことで歯と歯の間の歯垢除去率がアップします。そして毎日使い続けることで虫歯、歯周病、口臭予防になります。

 
 杉澤デンタルクリニック行徳では、歯ブラシはもちろん歯間ブラシやフロスなど個人個人に合ったサイズや磨き方など、確認させて頂いております。歯間ブラシかフロスどっちが適しているか、サイズは合っているか、使い方は大丈夫かなと少しでも疑問に思いましたらお気軽にご相談ください!

杉澤デンタルクリニック行徳
千葉県市川市行徳駅前2-17-2 T.NKビル2F
047-317-4908

2017.06.22更新

糖尿病

 

 こんにちは!市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の丹治です。

 最近、歯周病とアルツハイマーの関係がメディアでもよく取りざたされていますね!歯周病は以前より色々な全身疾患と関わることが分かっています。


 その中でも、糖尿病と歯周病との関係が強く関係していることが分かっています。糖尿病の6番目の合併症は歯周病なんです!今回はそんな歯周病と糖尿病との関連について書いていこうと思います。


◎糖尿病とは
 インスリンというホルモンの作用または量が低下した状態です。そもそもインスリンは組織のエネルギーになる血液中のブドウ糖を血管から組織に運ぶ役割をしています。そのインスリンの作用が減少すると、血管から組織にブドウ糖は運ばれなくなり、血管内に糖が多くなってしまいます(血糖値上昇)。また、ブドウ糖は分子量が大きく、下記の障害などが生じてしまいます。

〇腎臓で血液から不要なものや水分を尿として出すろ過機構が多くの大きいブドウ糖で壊され、大きなブドウ糖も尿として出てしまいます。

〇血管内でゴロゴロあるブドウ糖は血管の壁にぶつかり壁を壊し動脈硬化を生じやすくなります。

〇血管内は分子量の大きいブドウ糖が多く渋滞しているの為、免疫細胞のスムーズな動きができなく免疫系も弱体していきます。


◎歯周病と糖尿病の相関

『糖尿病の悪化により歯周病になりやすくなってしまう。』
→糖尿病の悪化により、歯周組織の免疫機能が低下し、歯周病原因菌による感染が起こりやすく、炎症も進行しやすくなってしまいます。また、代謝異常により、破壊された組織の修復もままなりません。血糖のコントロールにより糖尿病の進行を防ぎ、感染しにくい環境を作る必要があります。

『歯周病の進行により糖尿病も悪化する。』
→歯周病原菌による感染により、白血球は歯周病原因菌をやっつけるために、サイトカインという情報伝達物質を放出します。その情報をもとに白血球たちが色々な武器を作ったり、集まってきたりするのですが、その物質の中にインスリンの作用を弱めてしまう物質も含まれます。歯周病が進行すると、その物質が多くなり、さらにインスリンの作用が減少し、糖尿病が悪化します。逆に歯周病の治療によりその物質が減少し、糖尿病の改善が報告されています。


◎まとめ
 歯周病と糖尿病には相互関係があるので、予防をする為には定期的なメインテナンスが必要不可欠となってきます。歯周病で溶けてしまった骨は戻すことができない為、進行を止めることが最善の治療です。歯科医師や歯科衛生士と共にきれいな口腔内環境を保てるように頑張っていきましょう。

 杉澤デンタルクリニック行徳では歯周病の治療と予防に力を入れています!糖尿病になっておられる方は、特に症状がなくても歯周病の精密検査をお薦めしております。お気軽にご相談ください!

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2017.06.15更新

金属アレルギー

 

 こんにちは。市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の石丸です。


 歯科では、虫歯を削った部分の詰め物、歯を全部覆う被せ物、差し歯や入れ歯などに、いろいろな種類の材料を使用します。そんな時に生じる問題の一つに金属アレルギーがあります。実際、私も金属アレルギーではないと思っていたのですが、何気なくアクセサリーを付けた日にアレルギー反応がでてしまい、痛痒いのを覚えています…(:_;)。


 今回はそんな金属アレルギーについて書いていこうと思います!


◎そもそも金属アレルギーとは?
 アレルギーにはいくつかの種類があります。食べ物のアレルギーや花粉症、お薬、金属などたくさんのアレルギーの種類があります。そんなアレルギーは生じる機序によって、Ⅰ~Ⅳに分けられています。食べ物や花粉症など多くのアレルギーはⅠ型なんですが、金属アレルギーはⅣ型のアレルギーになります。


▽Ⅰ型アレルギー
 Ⅰ型のアレルギーは即時型アレルギーと呼ばれ、アレルギー物質が体内に入ることで即時に生じます。食物や花粉症、薬物などが当てはまります。アレルギー物質が体内に入ってだいたい数分から半日以内に生じることが多いです。


▽Ⅳ型アレルギー
 Ⅳ型アレルギーは遅延型アレルギーと呼ばれ、リンパ球とマクロファージという細胞が抗原で異常反応して引き起こると言われております。遅延型アレルギーはⅠ型アレルギーとは違って遅延型と呼ばれるだけに症状がでるまでに1日から2日かかります(※個人差はあるのであくまで目安です)。


※¹リンパ球
脊椎動物の免疫系における白血球のサブタイプの一種のこと。

※²マクロファージ
(=単球)白血球の一種であり、生体内を走り回る食細胞で死んでしまった細胞や欠片、体内に変な物質が入り込んだ時に異物を消化してくれるもののこと。


◎歯科金属アレルギー症状
〇口腔領域
扁平苔癬(金属近いところにみられるレース状の白い粘膜の角化)、口腔乾燥症、口腔内の灼熱感、顔面痛など


〇全身症状
掌蹠膿疱症 皮膚炎、蕁麻疹、関節痛、倦怠感、めまいなど


◎歯医者さんで使われていて、比較的にⅣ型アレルギーを引き起こしやすい金属
 日本の歯科における保険が適用される金属の詰め物や被せ物は、金銀パラジウム合金という合金が使われています。組成としては銀が50%前後、パラジウム20%、銅20%前後と規格化されています。その他、入れ歯のバネや床の部分などにニッケルやコバルトが使用されています。


〇パラジウム(Pd)
保険内の金属の詰め物や被せものに多く使われていています。パラジウムに対してアレルギーを持つ方が多く、パラジウムを合金として用いない国もあります。


〇銀(Ag)
銀と言っても合金なので、歯の土台としていれると数年後に歯茎が変色してアレルギー反応がでるケースがあります(´・ω・`)…


〇ニッケル
 アレルギーを引き起こしやすい金属です。
※500円玉、100円玉、50円玉にも使用されています。


〇コバルト
 イオン化すると非常にニッケルの作りに似ているので、ニッケルの次にアレルギーが起こりやすいと言われています。

 コバルトも保険内の部分入れ歯のバネの部分に使われています。ニッケルかコバルトのどちらかで部分入れ歯のバネの部分を作ります!!デメリットとしてどちらもアレルギー反応がでやすいとされています(+_+)

◎アレルギー検査はどこでするの??
 一般的には、皮膚科やアレルギー科にて検査を行います。当クリニックでは東京歯科大学病院の臨床検査室に紹介させて頂き、歯科用金属のアレルギー検査をしてもらっております。

〇検査方法
パッチテストで検査をします。
① 金属の液を染み込ませたパッチを皮膚に貼って数日間普段通りの生活をします。
② パッチを剥がすために再度病院へ行きます。
③ 結果、パッチをはがして赤く炎症が起こっていれば、アレルギー反応があったということになります。

◎治療方法
 アレルギー検査から原因となっている金属を徹底的にかつ、慎重に除去します。その金属を削ることで、細かい金属が散らばらないように慎重にとることが必要です。

◎まとめ
 金属アレルギーが発症するのではないか、今現在にお口の中に金属が入っていて現状が大丈夫なのか不安に思われている方もいらっしゃると思います。

 杉澤デンタルクリニック行徳では、患者さまに笑顔になっていただくのはもちろん、いつまでもご自身の歯でおいしいお食事をとっていただくお手伝いの場所でもありますので、お気軽にご相談下さい!!

杉澤デンタルクリニック行徳
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2017.06.08更新

 CT

 

こんにちは!市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の杉澤です。

 歯科では虫歯だったり、歯周病で骨が溶けていたり、根の先に膿が溜まっていたりと目には見えないところで問題があることが少なくありません。そういう時に大事な検査にレントゲン検査があります。一般的なレントゲン写真で分かることも多いですが、二次元で写ってくるため奥行や立体的な問題が把握しづらいのが難点でした。そこで、歯科用CTの登場です。歯や顎の骨の表面から内面の構造まで三次元的に診ることが可能になります。そこで、今回は歯科用CTについて書いていこうと思います。

◎歯科用CTとは
 まず、CTは『Computed Tomography』の略称で、直訳すると『コンピュータによる断層撮影術』といいます。言い換えれば、コンピュータを駆使し、データ処理にて体の内部画像を再構成する装置です。歯科用CTは、歯科に特化したCTとして開発され、医科用CTが横になった状態で撮影するのに対し、歯科用は座ったままで撮影します。レントゲンやお口の中からも見ることができない、骨の表面や中を三次元的に色々な方向から見ることができます。

◎被ばく量(単位:mSv)
 0.01 : 歯科口腔内撮影(デジタル) 
 0.03 : 歯科パノラマ撮影(デジタル)
 0.1  : 歯科用CT
 0.19 : 東京~ニューヨーク(往復被ばく量)
 0.6  : 胃のX線精密検査
 1.5  : 日本の年間自然被ばく量
 6.9  : 胸部CTスキャン

 歯科用のレントゲンやCTは被ばく範囲が限られているため、少ない被ばく量で撮影が可能です。もちろん、必要最低限の被ばくを心がける必要はあると思います。

◎歯科用CTの有用性

こんな時に利用
〇親知らず
→親知らずを抜歯するときに、根の曲がりや骨の状況を三次元的に把握し、抜歯方向や歯を分割する部位などを決定し、抜歯しやすくする。また、親知らずの根が骨の中を通る太い神経が接触または、近いことがあります。この接触が強いと抜歯時に神経が圧迫され神経麻痺が生じる恐れがあるため、二次元でのレントゲン撮影で接触が疑われる場合は有効です。

〇インプラント治療
→インプラントを埋入する部位の骨の厚みや長さ、また近くを走行する神経や血管の位置関係を三次元的に検査するのは、インプラント治療において必須と思われます。

〇歯の根管治療
→根の管が複雑であることが考えられる場合、三次元的に検査することで、根の管を想定して治療をすることができる。

〇歯周病
→歯周病で失った骨の状態を把握し、根の表面の歯石を取るための参考になったり、歯周組織再生療法の適用の参考になる。

〇矯正治療
→歯を矯正移動するにために、その移動させる部位の骨の形態を検査し、移動の限界をチェックできます。

◎まとめ
 歯科用CTは毎回撮影するものではございません。しかし、通常のレントゲンではわかりにくいことが、歯科用CTではっきりわかることが多々あります。的確な治療のために正確な診断が必要です。またそのためには多くの情報を得ることも大事です。それに歯科用CTは大いに有効だと思われます。

 杉澤デンタルクリニック行徳では歯科用CTを完備しております。何か気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

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2017.06.01更新

妊婦と歯周病

 

こんにちは!市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の菊地です。

日中は暑くなることが多くなってきましたが朝と夜はまだ冷えますね。体調崩したりしていませんか?


さて、今回は妊娠と歯周病の関係についてお話したいと思います。


妊娠すると歯茎が腫れやすくなります。つわりによる歯磨き不足も原因の一つですが、妊娠によるホルモンの変化が大きく影響しています。


<妊娠すると歯や歯茎が悪くなる理由>
・つわりによる歯磨き不足⇒歯、歯茎
・口の中が酸性になりやすい⇒歯
・間食が増える⇒歯、歯茎
・女性ホルモンの増加⇒歯茎のみ


<女性ホルモンによる歯茎への影響>
 妊娠すると増える女性ホルモン。女性ホルモンは歯周病の原因菌やその他の菌の繁殖を促進するため歯茎に炎症反応が起こりやすくなります。


 妊娠中はエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが増加し、エストロゲンは歯周病菌のある種類の増殖を促し歯茎を作る細胞を攻撃する働きを持っています。プロゲステロンには炎症の原因であるプロスタグランジンという病原菌を刺激する作用があります。これらの働きで歯周病リスクが上がり、つわりなどで口の中のケアがおろそかになると歯茎の状態がどんどん悪化しやすくなるという悪循環につながります…。


〇歯肉炎にならないために…
 日頃のていねいなブラッシングで防ぐことができます。ヘッドが小さめの歯ブラシで歯と歯茎の境目を重点的に磨くようにしましょう。フロスを使うことも効果的です。出産後、ホルモンのバランスが落ち着くことで症状は改善しますが、放っておくと歯周病の進行が早くなるため出産後のケアもしっかり行いましょう!


<歯周病と早産・低出生体重児>
 今、日本では、低出生体重児の割合が増加傾向にあります。様々な理由がありますが、その一つに歯周病があります。歯周病になっていない妊婦と比較すると歯周病になっている妊婦は早産・低出生体重になる確率が7倍以上でアルコールや喫煙より高いと言われています。


〇歯周病に気を付けなくてはいけないのはなぜ?
 歯周病は感染症の一種です。赤ちゃんがいる子宮には母親からたくさんの血液が入り込んでいます。そのため母親に感染があると胎盤を通して感染することもあります。


 歯周病が原因で細菌が歯の周りの血管から侵入し血流を通して胎盤や子宮に影響がある可能性と歯茎とかに生じた炎症物質が血流を通して胎盤や子宮に影響する可能性があります。また、歯周病になるとサイトカインという物質が再生され子宮収縮物質の一つであるプロスタグランジンの再生を促します。プロスタグランジンの血中濃度が上がると出産の準備が整ったとみなされ子宮収縮や陣痛が起こり早産を引き起こします。


 早産や低出生体重児として生まれた赤ちゃんは感染による抵抗力が弱く病気になりやすいと言われています。早産、低出生体重児の原因は様々ですが歯を治療しておくことで防げることがあるかもしれません。


<つわりの時はできるケアをするように>
 つわりの時は無理をせず、少しでも楽な時にできるケアをするように心掛けましょう。歯磨き粉の味やにおいがダメな方は匂いや刺激の少ないものに変えるか、何もつけないでブラッシングしましょう。食べカスや歯垢を落とすことができるので効果があります。ブラッシングもできないようならうがいをしましょう。


〇つわりで歯を磨くのがつらいときは…
 ・歯磨き粉は匂いや刺激の少ないものに変える
 ・歯磨き粉がダメな時は使わないでブラッシングする
 ・歯ブラシはお口の中に入れやすい小さめのものに変える
 ・前かがみになって磨く
 ・歯磨きが苦痛な時はうがいをする
 ・うがいもつらいときは氷をなめる

<まとめ>
 出産後は安静しなければならなかったり、育児や家事におわれてしまいなかなか歯科医院に行く時間を見つけるのが難しいかもしれません。妊娠予定の方は妊娠する前に虫歯の治療やお口のケアをしておきましょう。すでに妊娠中の方はできるだけ早く歯科検診を受けるなどしてお口の中の状態をチェックして虫歯があったら治療したりクリーニングしたりするようにしましょう。

 杉澤デンタルクリニック行徳では主に妊婦さんではレントゲンを撮らずに歯周病のチェックを行い、専門的なクリーニングを行っております。元気な赤ちゃんを出産するために、まずはママのお口の健康のお手伝いいたします!

杉澤デンタルクリニック行徳
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