こんにちは。市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の石丸です。
夏はサマーバーゲン、花火大会、BBQ、海、プール、お祭り…
イベントが盛りだくさんの季節がやってきましたネ~~♩
あたしは今から来月の夏休みが待ち遠しくてソワソワしています(*´▽`*)w
夏休みでも美味しいご飯が食べたいですよね!今回は歯の神経を抜くというのはどういうことなのかをお話したいと思います。
歯が痛くて歯医者さんに行ってわけのわからないまま「歯の神経を抜きましょう」と言われたことはありませんか??(T_T)
◎歯の神経を抜くってどういうこと?
歯の中には神経の管、歯髄と呼ばれる歯の中にある神経や血管があります。ちなみに歯の中の神経には触覚や圧覚などの感覚をつかさどる神経はなく痛覚を感知する神経しか存在しません。だから、冷たいものや甘いものでも痛みとして感じてしまいます。
その神経の周りは象牙質やエナメル質といった硬い組織で覆われています。しかし、虫歯でその硬い組織が溶けていき、歯髄にまでミュータンス菌(虫歯の菌)が感染してしまうと歯髄に炎症が生じ、感染した歯髄を除去する必要があります。『神経を抜く』ということは正しくは『感染した歯髄組織を除去し消毒する』ことを示します。
感染した歯髄が一部であればその部分だけ除去し、感染していない歯髄も残す方法がとれますが、全部の歯髄に感染が認められたらすべての歯髄をとる必要があります。いわゆる根幹治療が必要になります。
「しみる」や「食べた時に痛い」などの症状でも、まだ歯髄に感染していない場合は歯髄を残す保存療法を試みます。なぜなら、歯髄がある歯の方がない(神経がない)歯より長く抜かずに済む確率が増えるからです。
◎歯の神経を抜かなくてはならない症状
・なにもしなくてもズキズキといったような我慢しにくい痛みがあるとき(神経を抜かなくてはいけない可能性が高い)
・温かいもの、冷たいものを飲んでしみるとき(神経を抜かなくて済む場合があります)
・食べものを食べたときに噛んで痛みがあるとき(神経を抜かなくて済む場合があります)
・痛みに気付かなかったが、レントゲン上で確認して神経が死んでいるとき(神経が死んでいるときは歯の中がばい菌で埋め尽くされているため、根の治療が必要)
・歯が割れて、神経が出てきている(神経を抜かなくていけない可能性が高い)
◎診断方法
歯髄まで虫歯が進行している(C3と呼ばれる虫歯の段階)のは、目でみてもわからないので、レントゲンを撮影し虫歯の進行レベルを確認します。
虫歯が歯髄まで進行しているのがわかったら神経をとる処置のはじまりです。
◎神経を抜くとどうなるの?
〇良い点
・虫歯の進行を抑えられる
・我慢し続けていた痛みがなくなる
〇悪い点
・虫歯の進行は抑えられるが、虫歯に抵抗する力は弱くなる
・歯の色がだんだんと黒ずんでくる
・歯が割れやすくなる、もろくなる
・痛みが感じにくくなるため、虫歯が進行しても気が付かない
・歯の根っこの中の治療なので通院回数が多くかかる
・費用もそれなりにかかる
◎まとめ
歯の神経をとることは正直いつでもできますが、一度神経をとってしまうと戻すことはできません。歯の根っこの治療になると通院回数も増えるし、費用もかかります…。それを防ぐためには3ヶ月に一度のメンテナンスをされることをおすすめしています。
杉澤デンタルクリニック行徳では、みなさまが快適にお食事ができるようお手伝いをしています。院長が歯の保存することに力をいれているため神経をとる治療が必要な患者さまにはご説明してから治療をしています。
すこしでも不安なこと、気になることがございましたらお気軽にご相談ください!
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