クリニックブログ

2018.04.19更新

こんにちは。市川市行徳にあります杉澤デンタルクリニック行徳の石丸です。

新年度・新学期がはじまり約2週間、4月も後半となりました!!
みなさんはいかがお過ごしでしょうか??
私は、ゴールデンウィークが待ち遠しくてうずうずしている今日この頃です(笑)


そんな今回は「詰め物と被せ物の違い」について書いていこうと思います!


>>詰め物と被せ物ってなにが違うの…?( ゚Д゚)ノ<<

詰め物も被せ物もどちらも歯の修復をするために使われますが、虫歯の大きさによって詰め物するのか、それとも被せ物をするのかは異なってきます。


詰め物とは…?
小さな虫歯を削って取り除いたところや欠けた部分に人工的に詰めるもののことを言います。歯科では、詰め物のことを“インレー(Inlay)”と呼びます。

また、虫歯を削り取りそのまま樹脂などを詰める場合と、型を取りセラミックや金属などを詰める場合があります。被せ物との違いは、健全な歯質を一部残した状態で修復が完了した状態であることです。


被せ物とは…?
被せ物とは、詰め物と比べて修復する部分が大きいため、歯をすっぽり覆う(被せる)形のもののことを言います。差し歯とも呼ばれます。歯科では、被せ物のことを“クラウン”と呼びます。

(※)被せ物をする際は比較的大きな虫歯、もしくは根管治療(根っこの治療)をしたあとはクラウンを被せる治療が一般的とされています。


詰め物・被せ物をした歯はもう虫歯にならない…?
詰め物・被せ物をしたからといってその治療した歯が二度と虫歯にならないとは限りません。詰め物も被せ物も劣化によって歯と詰め物と被せ物の間に隙間ができてくるのでそこから虫歯菌が潜伏し、詰め物や被せ物の中で虫歯になることがあります。その虫歯のことを「二次う蝕」と言います。成人の方が虫歯治療を行う際は二次虫歯のケースが多いとされています。


詰め物や被せ物のセット後の問題点
✔保険内の詰め物や被せ物は、主に銀歯(金銀パラジウム合金)。セット直後は熱を通しやすいという属性があるため、冷たいものや熱いものを口に含んだ際にしみるケース
✔噛み合わせが合わず、噛めば噛むほど痛みがでるケース
✔虫歯菌(細菌)が残った状態で詰め物や被せ物をセットしてしまい、残った細菌によって痛みを伴うケース(根管治療は難易度の高い治療のため、痛みを伴うケースがあります。)

まとめ
詰め物や被せ物をして完治!!というわけではありません。詰め物であれば、また健全であった歯質に虫歯ができてしまったりすることで、虫歯が進行してしまい痛みが出てきてしまうこともあります。怪我の痛みは我慢できても、歯の痛みは我慢できない!という方がたくさんいらっしゃいます。ですから、セット後のメンテナンスが非常に重要になります。

杉澤デンタルクリニック行徳では、痛みが出る前に行える処置(予防策)として3ヶ月に一度のメンテナンスをオススメしています。今現在痛みがなくても被せ物の下で歯の先端に膿をもっている可能性もあります。すこしでも心配なことがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。


杉澤デンタルクリニック行徳
千葉県市川市行徳駅前2-17-2 T.NKビル2F
047-317-4908

2018.04.06更新

こんにちは。市川市行徳の杉澤デンタルクリニック行徳の杉澤です。新年度がいよいよ始まり気が引き締まりますね。今回は歯を失ってしまった後の治療法のインプラント治療におけるガイドシステムについて書いていこうと思います。

インプラント治療とは
インプラント治療とは失ってしまった歯の機能や形態、審美性を回復するための治療方法です。他の方法にはブリッジ治療や入れ歯などがあります。インプラント治療は他の歯を削ったり、入れ歯のばねをかけて負担をかけたりすることのなく失った歯を補うことができます。しかし、インプラント治療において人工歯根を顎の骨に埋入する手術が必要になります。

その手術において、人工歯根はあごの骨のどこに埋入してもいいわけではありません。その長さや太さ、埋入位置、角度などそのあごの骨の状態やその周囲の歯や歯肉、嚙み合わせる歯などを診断し決定されます。あごの骨は歯肉に覆われている為見ることができないため、レントゲンやCT撮影を行い、あごの骨の詳細な立体構造や神経や血管の位置などを精度高く把握する必要があります。


このように検査を十分に行い、決定されたインプラントの人工歯根を実際に手術において想定した通りに埋入する必要があります。そのインプラント外科手術を想定されたとおりに行うために大きく役立つのがガイドシステムなのです。


ガイドシステムとは
撮影されたCTデータを専用のシュミレーションソフトに取り込み、あごの骨の硬さや形態、神経や血管の走行、周囲の歯の根の位置などを確認ながら、埋入するインプラントの最適な埋入位置を診断することができます。

ソフト上で診断した位置に精度高く埋入するためにサージカルガイドを製作します。そのガイドを外科時に利用することにより、ソフト上で想定した人工歯の埋入位置にインプラントを埋入でき、インプラント治療が持つ機能性と審美性を最大限に引き出すことができます。


ガイドシステムのメリット
〇安全性が高い。 神経や血管の走行を診断しガイドが作製されるため、誤差が生じにくい。
〇歯を多く失っていると、埋入する目印が少ないため、埋入位置がずれる可能性があるが、ガイドを利用することにより精度よく埋入できる。
〇計画通りの位置に精度よくインプラントを埋入できる。
〇外科治療の時間が短く済む。

ガイドシステムのデメリット
〇奥歯においては開口量によっては適用できない場合がある。
〇費用がかかる


まとめ
失ってしまった歯を補うインプラント治療は違和感も少なく、機能的に多くのメリットがあります。しかし、その機能性や審美性、また長期性を考えると、治療計画で想定した部位にインプラントが埋入されることが望ましいです。そのための一つの方法としてガイドシステムは必要なツールです。
杉澤デンタルクリニック行徳ではインプラント治療においてガイドシステムを導入しています。お気軽にご相談ください。

杉澤デンタルクリニック行徳
千葉県市川市行徳駅前2-17-2 T.NKビル2F
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